ICTを活用した路網計画実践研修会
8月2日、松山流域森林組合にて開催された、ICTを活用した路網計画実践研修会に参加しました。
この研修では、講師の方々による3Dwalkerによる計測と、そのデータを解析し、設計に活用する方法の実演という内容でした。
3Dwalkerは、背負い式の計測器で、歩行しながら周囲の点群データを取得します。
持ち帰ったデータを出力・解析することで、歩行の軌跡をたどることができますし、周辺の地形や立木の樹高・形状を情報化し、3Dで表示させることができるということでした。
3Dwalkerの計測データひとつで、路網設計や形状比等による選木、さらには立木それぞれの最適な造材・採材までシミュレーションすることが可能なので、山林の集約施業の提案に役立てることができるのではないかと思いました。
さらには、施業後の作業道の測量も、歩くだけで測ることが可能なのではという意見もあり、今後も改良を重ねるごとに、活用の幅が広がるのではないかと期待しています。
< 主催 >
愛媛県中予地方局森林林業課 松山地区林材業振興会議
中予地区林業研究グループ連絡協議会
< 講師 >
株式会社woodinfo(ウッドインフォ) 代表取締役 中村 裕幸 様 飯田 富和子 様
竹谷商事 竹谷製作所 常務取締役 土井 浩二 様