平成30年度 森林施業プランナーシンポジウム
11月8~9日の2日間、東京で行われた平成30年度森林施業プランナーシンポジウムに参加しました。
このシンポジウムには、森林施業プランナーに認定された森林組合や事業体の方々が全国各地から参加していました。
初日は、鹿児島大学の寺岡教授より「林業におけるICT活用の状況とこれから」という題目で講演をいただきました。
林業従事者や山林所有者の高齢化が進むなか、いかに効率化を図りながら森林の立木や地形の情報を得るか、ICTの活用方法やその意義について説明してくださりました。
ご高齢の山林所有者の方や、森林組合に長く勤めてられている方は、頭の中には山林に関するいろいろな情報がたくさん詰まっています。
それを目に見える情報として形にすることで、次世代に受け継ぐことができ、森林管理に役立てることができると感じました。
その後、全国の取組事例発表ということで、5名の方に発表していただき、初日は終了となりました。
2日目は、初日の事例発表をして下さった方々を囲み、意見交換会を行いました。
参加者の方々の話を聞いていると、主伐を進めていたり、中国へ輸出をしていたり、建設業から林業に参入したり、現場の人が全員スマートフォンで日報を入力したり写真を撮影していたり、ドローンを飛ばしていたり、、、
他県ならではの取り組みや課題があると同時に、山林所有者との交流や所在確認、担い手不足など、共通の課題も抱えていることが分かり、対策案をみんなで出し合いました。
全国各地で、どのような取り組みが行われているのかを知るきっかけにもなりましたし、林業の世界で多くの方々が活躍されていることが刺激にもなりました。森林施業プランナーとしてさらなるキャリアアップを目指したいと思います。